【英語の割合表現】意味の違いや一緒に使える表現もまとめて紹介

英語で割合を表現したいときに、どう言えばいいのか迷ってしまうことはありませんか?割合を正しく表現できると、説得力のある英文を作ることができます。

そこで、今回は、英文で割合を表現するときに使える便利な表現や関連表現を、まとめてご紹介したいと思います。

この記事はこんな方におすすめ:

英語の割合表現のバリエーションを知りたい

 

こんな人が書いてます

ルー

  • 英語好きが高じて、留学なしで高校で英検1級を取得
  • 英語で仕事して10年以上
  • 日本育ちでも流暢に英語をしゃべれるようになる方法を試行錯誤中

数値を明示する場合の英語の割合表現

まずは、明確な数値を入れて使える割合表現です。

Ratio

Ratio(割合・比率は、2つの対象の間の割合・比率に使える表現です。

ルー

算数でやった、A : B という「比」の概念がRatioです。

スピーキングのときは、7 to 3(seven to three)のように発音し、ライティングのときは 7 : 3 と表記しても、7 / 3と表記してもOKです。

The ratio of boys to girls in the class is approximately 7 : 3.
そのクラスの男女比は約7対3だ。

〜の比率という場合のRatioの後には通常「(ratio) of A to B」が使われますが、比較的数は少ないものの、代わりに「(ratio) between A and B」が使われる場合もあります。

This chart shows the ratio between average annual salaries earned by men and women in Japan.
この図は、日本の男女間の平均年収のを示したものだ。

Proportion

Proportionは、特定の何かを全体とした場合の割合・比率に使える表現です。

たとえば、AのBに対する割合・比率、という場合は、Bを全体とした場合のAの割合という意味になり、英語で言うと、以下のように表現できます。

The proportion of A to B
The proportion of A over B
The proportion of A compared to / relative to / in relation to B

また、単にThe proportion of Aとされていて、明確に「〜に対する」という表現が無いようなときは、文脈において自明である全体に対する割合・比率を指します。

Here is the proportions of Japanese men and women with a university degree.
日本の大卒の男女の割合がこちらです。

ルー

この場合、日本の男性全体に対して大卒男性が占める割合と、日本の女性全体に対して大卒女性が占める割合という意味になります。proportionsが複数形なので、男女まとめてではなく、性別ごとに割合があるようなイメージです。

また、Proportionは、in proportion to / withproportionally to / withで、「〜に応じて」「〜に比例して」という意味でも使われます。

Retirement allowances are calculated in proportion to the years worked.
退職手当は、働いた年数に応じて計算される。

His head looks big in proportion to his body.
彼の頭は体の割に大きく見える。

inではなくout of を使って、out of proportion to / with にすると、釣り合いが取れていない、という意味になります。

In many cases, phobias are described as the fear or anxiety which is out of proportion to the actual danger.
多くの場合、恐怖症とは、実際の危険に見合う以上の恐怖や不安がある状態とされる。

proportionを使った慣用表現

・Blow out of proportion: 大げさにする
・(Be / Become) blown out of proportion: ことが必要以上に大きくなる

Percentage / Percent

Percentage / Percent(%)は、日本語でいうパーセントで、全体を100としたときの割合・比率に使える表現です。

数字をつけるときはpercent、数字をつけないときはpercentageを使うのが一般的です。

What is the projected percentage of growth this year?
今年予想している成長率はどの程度ですか?

The company has been growing at (a rate of) 2% per year.
その会社は年に2%ずつ成長してきている。

The company grew by 2% last year.
その会社は昨年2%成長した。

ルー

上記のように、時間軸に絡む一定の率(この場合、成長スピード)などのときは前置詞としてat、特定の時点から特定の時点までの成長率のときはbyが使われるケースが多くあります。

なお、以下のように、fromtoを使って以下のように表現する場合もあります。さらに、fromを省略し、toだけで、最終結果だけを表現する場合もあります。

The percentage increased from 5% to 7.5% over the past year.
その割合はこの1年で5%から7.5%に増加した。

なお、この場合注意が必要なのが、たとえば上記のように5%から7.5%に増加した場合、byを使って表現すると以下のようになる点です。

The percentage increased by 50% over the past year.
その比率はこの1年で50%増加した。(式:(7.5 – 5) / 5 = 0.5 = 50%

The percentage increased by 2.5 percent point over the past year.
その比率はこの1年で2.5%ポイント増加した。(式:7.5 – 5 = 2.5 = 2.5 percent point

ルー

percent pointは、ppやp.p.、pptなどと略される場合もあります。

Rate

Rate(割合・比率・変化量)は、厳密には、違う基準で測定した数値同士のRatio(割合・比率)に使われる表現です。

特に時速など、時間の変化などが絡む場合は、1時間あたりという「時間軸」に対する「距離」、となり、まさに異なる基準の測定数値同士のRatioになるので、rateを使います。

The latest model of Shinkansen can travel at a rate of more than 360 km per hour.
最新の新幹線は最高時速360キロを超える。

Japan’s fertility rate hit the record low last year.
日本の出生率は昨年最低記録を更新した。
※出生率 = 一定人口に対するその年の出生数の割合

ただ、この定義にあてはまらない場合でも、慣例的に「率」という意味でrateが使われるケースもよくあります。

tax rate: 税率
interest rate: 利率

Scale

Scaleは、特に地図の1単位が、全体(実際の距離など)の何分の一に相当するか、つまり縮尺に使われる表現です。

The map is (drawn) at a scale of 1: 25,000.
この地図は、1/25,000の縮尺だ(縮尺で作成されている)。

It is a map with a scale of 1: 25,000.
これは、縮尺1/25,000の地図だ。

このように全体(の距離など)に対する(地図上の長さの)割合という意味で、proportionと同様の概念を持つので、in scale with(〜と釣り合いがとれて)、out of scale with(〜と不釣合いで)など、proportionと同様に、in / out ofと組み合わせた表現も使われます。

scaleを使った慣用表現

・in scale with: 〜と釣り合いがとれて
・out of scale with: 〜と不釣合いで
・on a scale of / from 1 to 10: 10段階評価で言うと

倍数・分数表現

倍数・分数表現も割合を示すのに使える表現です。

代表的な倍数表現
twice / two times = 2倍

代表的な分数表現
one-third = 1/3
two-thirds = 2/3
three-fourths / three-quarters = 3/4
three over two = 3/2

ここでは代表的なもののみ挙げていますが、詳しくはこちらの記事にまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。 【英語の倍数表現を使いこなそう!】6種類の表現と関連表現・例文を紹介

Out of / Fifty-fifty

また、out of という表現を使うこともできます。

She always screens calls, and doesn’t pick up 9 times out of 10.
彼女はいつも、出る電話を選んでいて、9割がたは電話をとらない。

I think the chances are six out of 10.
チャンスは6割だと思う。

さらに、同様の意味で、fifty-fifty(五分五分)などの表現も使われます。

ルー

80:20や90:10など、差が開いている場合には、この言い方はあまりされない印象です。

I think I have about a sixty-forty chance of succeeding.
6:4ぐらいで成功する確率があると思う。

数値を入れない場合の英語の割合表現

次に、明確な数値を出さずに、だいたいの感覚で使える割合表現をご紹介します。

たとえば、正確な数字はわからないけれど、概算でだいたいこんな程度、というときなどに使える表現です。

ルー

All / Entire / Whole(100%)

まず、ある対象のすべて = 100%という場合には、All、Entire、Wholeなどが使えます。

冠詞(the, a…)や所有格(例:his, her, my…)などを使うときには、Allの場合はAllの後、EntireとWholeの場合はEntireやWholeの前につけます。

All the visitors will be asked to give their names at the entrance.
来場客は全員、入り口で名前を訊かれる。

The entire class went silent.
クラス全員が静かになった。

Usually, the whole family gathers at my parents’ house.
いつもは、家族全員が私の実家に集まる。

allとwholeの使い分け

  • 可算名詞(数えられる名詞)の単数形には、通常はwholeを使って「一つものの100%」を意味する。
  • ただし、可算名詞の単数系でも、切り分けられる・分割できるようなものにはallを使うことができる。(例:I ate all the cake.)。
  • 可算名詞の複数形には、通常はall the、all ofを使って、「複数のものすべて」を意味する。
  • 可算名詞の複数形にwholeを使う場合は、「複数のもののそれぞれ100%・完全に」といった意味になる。
  • 不可算名詞(数えられない名詞)の場合はall the、all of を使う。
  • 期間にはthe whole (of the)を使うケースが多い。(例:the whole (of the) summer)

参考:
Cambridge Dictionary “All or whole?
The Free Dictionary “Whole

wholeとentireの使い分け
wholeとentireは形容詞として使う場合には同じように使うことができますが、entireの方がフォーマルです。

Wholeを使った慣用表現

・on the whole: 概して、総じて
・as a whole: 全体として

Most of / The majority of (50.1 〜 99.9%)

大部分」や「過半数」という場合には、Most ofThe majority ofが使えます。

ルー

一方、「Many of」は、全体に対する部分ではなく、純粋に数が多いという意味になります。

Most of the patients are above the age of 80.
患者の大部分は80歳を超えている。

なお、同じ意味の慣用表現に、the best part of / the better part of / the better half ofという言い回しもあります。

なお、「大部分」「過半数」とはどの程度なのかという点ですが、実際に5割を超えていれば、少し超えているだけであっても「most of」が使われるようです。

一方で、過半数よりもある程度多くないと「most」は使わないという見方もあります。

大部分であることを明確に強調したい場合は、Almost all(90%以上ぐらいのイメージ)や、A large majority of / Vast majority ofなどを使うと明確になります。

参考:
Language Log “Most
Language Log “Most examples

A large / small + part / share / percentage / amount / number + of

また、largesmallとあわせて、part / share / percentage / amount / numberなどの言葉を使うことで、大部分少しの部分、などの意味を表現することもできます。

A large share of the supply comes from South Asia.
供給の大部分が南アジアから来ている。

That is just a small part of your job.
それは、あなたの仕事のうちの、ごくわずかな部分でしかない。

(a) half of(50%、半分)

半分」という場合は(a) half ofを使います。厳密に50%でなくても、半分という概念に当てはまる場合はこの表現を使います。

Half of the budget is allocated to the sector.
予算の半分は、そのセクターに割り当てられている。

halfなのかa halfなのかについては、明確な決まりがないようで、ライティングなどフォーマルな英語では、a halfとされるケースが多い一方、口語ではhalfとされるケースも多いという声もあります。

参考:StackExchange, English Language & Usage “‘Half’ or ‘A Half’

Some of

単に「一部」という場合は「some of」が使えます。

Can you wait for a few more days? Some of us might change our minds.
もう数日待ってもらえますか?私たちの中で考えが変わる人もいるかもしれないので。

英語の割合表現と一緒に使いやすい表現

最後に、英語の割合表現と一緒に使いやすい表現です。割合表現以外にも、数値や量など全般と一緒に使える表現です。

About / Around / Approximately / Roughly

About / Around / Approximately / Roughlyは、「約〜」「〜前後」「〜ぐらい」「〜程度」などの意味で使える表現です。

Roughly 80% of the respondents answered “No” to the question.
その質問には、回答者の8割程度が「いいえ」と答えた。

The revenue increased by approximately 4%.
収益は約4%増加した。

Nearly / Close to / Almost

Nearly / Close to / Almostは、「〜近く」という意味で使える表現です。その数値そのものには達していないけれども、それに近い場合に使います。

Nearly half of the money was spent on advertising.
その金の半分近くは広告に使われた。

Almost all the people were against the bill.
ほぼすべての人が、その法案に反対だった。

As much as

As much asは、〜と同じほどたくさん〜も(多く)の、という意味で使えるフレーズです。

As much as 80% of the things we throw away could be reused.
私たちが捨てるものの中で再利用できるものは、80%にも及ぶ。

Housing here costs half as much as in my home town.
ここでは、住宅コストが、わたしの出身地の半分ほどだ。

Just / Only

Just / Onlyは、わずか〜〜しかない〜だけ、という意味で使えるフレーズです。

Just 30% of the members was for the idea.
メンバーのわずか30%しか、その案に賛成しなかった。

At least

At leastは、少なくとも〜以上、という意味で使えるフレーズです。

Students need to score at least 70% on the tests to pass.
学生は、テストで7割以上をとらなければ合格できない。

Above / Over / More than / Higher than / Greater than

Above / Over / More than / Higher than / Greater thanは、〜より多い〜超の、という意味で使われるフレーズです。

日本語で以上、というとその数も含まれますが、これらはいずれも、その数を含まず、それより多いという意味になり「以上」の概念とは異なるので注意しましょう。

「以上」という場合は、「60% or above」「60% or more」や「equal to or more than 60%」などとするか、上記の「at least」を使って下限を設定し、「at least 60%」などのように表現します。

Above 80% of the residents here are over the age of 60.
ここの住人の80%超が、60歳を超えている。

OverとMore thanの使い分け

なお、それぞれの使い分けとしては、数字(割合も含む)については、基本的にOver、More thanはいずれも使うことができ、More thanの方がフォーマル、Overの方が口語的とされています。
参考:YourDictionary “Over vs. More Than Everyday Use Made Easy

More thanとGreater than / Higher thanの使い分け
何かのレベル・程度・数値を比べてる場合はGreater than(Higher than)を使うとされています。
参考:GMAT PILL “More than vs Greater than and Less than vs Fewer than

Aboveを使う場合
Aboveは普通の数字に対しては使われず、水準・レベルに対して使われます。たとえば、年齢(一定の年齢を超えている)や、温度(一定の温度を超えている)などにはaboveを使うことができます。割合も、その割合の水準・レベルを超える、という概念で、aboveを使うことができます。

参考:Merriam-Webster Learner’s Dictionary “‘Above’ and ‘Over’

Less than / Lower than / Below

Less than / Lower than / Below は、〜未満という意味のフレーズです。

こちらも、「以下」とは違って、その数を含まないので注意しましょう。以下という場合は、more thanなどのときと同じように、「60% or less」や「equal to or less than 60%」とするか、「60% at the highest / at the maximum / at the most」などのように、「最大でも」という上限を表すフレーズで表現します。

Regarding these kinds of cases, conviction rate is below 30%.
この手の事件に関して、有罪率は30%を下回る。

なお、上記のMore thanやLess thanなどと一緒に使える表現として、A little(やや、少し)や、Well(かなり、大きく)などがあります。

A little less than a half(半分よりやや少ない)や、Far above 70%(70%を大きく上回る)などの言い方ができますので、一緒に覚えておくと、より割合に関してわかりやすい伝え方をしやすくなります。

まとめ:英語の割合表現のバリエーションをマスターしよう!

以上、今回は、英文を作るときに便利に使える割合表現をまとめてご紹介しました。

ご紹介のとおり、割合表現を挟むと英文に説得力を出すことができます。ぜひこの機会に、ライティングやスピーキングでスムーズに使えるようにしていきましょう!

それでは今回はこのあたりで。最後までお読みいただきありがとうございました。