【日常的にもよく使う】ポーカーから派生した英語の熟語を一挙紹介!

実は、英語には、ポーカーなどのカードゲームから派生し、日常会話に浸透している熟語がたくさんあります。

でも、ポーカーに馴染みがないという場合、熟語を聴いてもピンとこないこともありますよね。

そこで、今回は、ポーカーやカードゲームから派生し、日常的に使われている英語の熟語・イディオム表現をまとめてご紹介したいと思います。

この記事はこんな方におすすめ:

ポーカーから派生した、よく使われる熟語をまとめて知りたい

 

こんな人が書いてます

ルー

  • 英語好きが高じて、留学なしで高校で英検1級を取得
  • 英語で仕事して10年以上
  • 日本育ちでも流暢に英語をしゃべれるようになる方法を試行錯誤中

目次

ポーカーから派生した英語の熟語1: カード・デッキ・手にまつわる表現

まずは、カード(cards)、デッキ(deck)、手(hands)などにまつわる表現です。

Play one’s cards well / Play one’s cards right

Play one’s cards well / rightは、自分の持ち札の中でうまくプレーするということから、「自分の才能などを使ってうまく・如才なく立ち回る」「物事をうまく処理する」という意味です。

If I play my cards right, I’ll be able to get the job.
うまく事を運べば、この仕事がもらえるだろう。

他にも、play the cardというフレーズを使った表現としては、しばしば批判的なニュアンスで「play the race card = 人種問題を切り札(武器)にする」「play the gender card = ジェンダーを切り札(武器)にする 」などといった「特定のことを切り札として使う」という意味の表現も使われます。

ルー

Overplay one’s hand 

Overplay one’s handは、自分の持ち札を過大評価(overplay)するということから、「(自分のポジションを見誤って)強く出すぎる」という意味の表現です。

ルー

handは持ち札という意味で、the winning handは、「切り札、上がり札」という意味として比喩的にも使われます。

The company overplayed its hand, risking the deal to fall through.
その会社は(交渉で)強気に出すぎたために、交渉決裂のリスクを招いた。

Be (Get) dealt a bad hand / raw deal

Be dealt a bad hand / raw dealは、ディーラーから悪い札(bad hand)やひどいディール(raw deal)を配られる(be dealt)ということから、「最初の環境・状況からしてついていない、不運である」という意味になります。

In our lives, we all have a moment where we feel like we just got dealt a bad hand.
人生では、恵まれない境遇だと感じるようなときが、ままあるものだ。

Play the hand you’re dealt

Play the hand you’re dealtは、ディーラーから配られた手持ちの札で勝負をする、ということから、「(状況は不公平かもしれないが)与えられた状況を受け入れて、状況や、今あるものを最大限に活用する」という意味になります。

Don’t complain. We all need to play the hand we’re dealt.
不満を言うな。みんな与えられた状況で勝負するしかない。

An ace in the hole / Someone’s ace in the hole / Trump card

Ace in the hole、Trump cardは、「(然るべき時のために備えてある)とっておきの切り札、奥の手」という意味の表現です。

Aceは、ポーカーで一番強い「エース」の札、Trump cardも同様に、「人に知られていない切り札」という意味になります。in the holeというのは「hole cards(伏せて配られるカード)」の一部であるという意味で、つまり「相手にとって見えていないけれども強い札がある」という意味になります。

Don’t worry. We still have our ace in the hole. Remember?
心配するな。私たちにはまだ奥の手があるだろう?

ルー

なお、カードのエースではなく、サイコロの1の目もace(on a dice)といいます。これから派生した熟語として「within an ace of 〜 = もう少しで〜しそうな」というものもあります。

Play one’s ace (card) / Play one’s trump card

Play one’s ace (card) / play one’s trump cardは、「とっておきの手を使う」という意味の表現です。

上記のとおり、Aceは、一番強い「エース」の札、trump cardは、「人に知られていない奥の手」なので、それを出してきて使うという意味になります。

Since she knew the secret, she could have played her trump card, threatening to make it public.
彼女は秘密を知っていたのだから、それを公にすると脅す形で奥の手を使うこともできたはずだ。

Have (Have got) a card / an ace / a trick up (one’s) sleeve

Have (Have got) a card / an ace / a trick up one’s sleeveは、カードゲームの詐欺で、袖の下にカードやエースを隠し持つことから、「自分だけが知っているような奥の手や秘策がある」という意味になります。

You can count on me. I‘ve got an ace up my sleeve.
信頼していいよ。私にはとっておきの秘策があるから。

Hold (Have) all the aces / Hold (Have) all the cards

Hold (Have) all the aces / cardsは、自分の手札に全てのエース、全てのカードが揃っているといことから、「優勢・有利な立場にあり、物事を支配できる、影響力がある」という意味です。

As for their divorce, the wife had all the aces.
彼らの離婚では、奥さんの方にすべての決定権があった。

Go in with good cards

Go in with good cardsは、良い札を配られた状態でゲームに臨むということから、「何らかの根拠をもとに、うまくいくという期待を持って事に臨む」という意味になります。

Since one of the management was his old friend, he felt like he was going in with good hands for the job interview.
彼の古い友人がマネジメントにいたので、今回の面接で、彼はまず成功するだろうという気持ちだった。

Put / Lay one’s cards on the table

Put / Lay one’s cards on the tableは、自分の持ち札を卓上に並べることから、「正直に自分の手の内・計画を明かす」という意味になります。

If you want to work with me, you need to put your cards on the table first.
私と働きたいのなら、まずは何を考えてるのかを正直に話してもらう必要がある。

Show one’s hand 

上記と同様に、Show one’s handも「手の内を明かす」という意味になります。

In negotiations, the last thing you want to do is to show your hand immediately.
交渉の場では、すぐさま手の内を明かすなどということはしないほうがいい。

Tip one’s hand

Tip one’s handも同じく「手の内を明かす」という意味ですが、こちらは、意図せずに「うっかり手の内を明かす」といった意味になります。

Be careful not to tip your hand.
うっかり手の内を明かさないように注意しなさい。

Hold one’s cards close to one’s chest / vest

反対に、Hold one’s cards close to one’s chest / vestは、カードを(人に見られないように)自分の胸(ベスト)の近くで持つことから、「自分の計画や手の内を見せない」という意味になります。

In negotiations, the last thing you want to do is to show your hand immediately.
交渉の場では、すぐさま手の内を明かすなどということはしないほうがいい。

Force one’s hand

Force one’s handは、他のプレーヤーにカードを出させるよう仕向けることから、「人に、あまり気乗りのしないようなことを無理やりさせる」という意味になります。

You could say that they essentially forced our hand by threatening to pull out investment.
彼らは事実上、資金を引き上げることをちらつかせて、私たちに無理強いさせたようなものだ。

Stack the deck / cards / odds

Stack the deck / cards / oddsは、デッキ、カード、オッズなどを「不正に積む(stack)」ということから、「不正工作をする不公平な状況を作る」という意味になります。

The cards are stacked in one’s favorとすると、「〜に有利な状況だ、成功の見込みがある」、逆にThe cards are stacked against oneとすると、「〜に不利な状況だ、成功の見込みが薄い」となります。

If you are a woman, you might sometime feel like the cards are stacked against you.
あなたが女性なら、自分には成功の見込みが薄いと思うようなことが時にあるかもしれない。

In the tax reform, the deck is stacked in favor of the wealthy.
この税制改正は、富裕層に有利なものとなっている。

Shuffle the cards

Shuffle the cardsは、カードをシャッフルするということから、「政策や組織の再編成・再構成をする」という意味になります。

Following the incident, the head of the company decided that it was time to shuffle the cards.
その事件を受けて、同社のトップは、組織を再編成するときだと決断した。

Be (Got) lost in the shuffle

Be (got) lost in the shuffleは、ゲーム開始前にカードをシャッフルすると、特定のカードは紛れてしまってどこかに行ってしまう、「混乱のうちに、忘れ去られる、どこかに行ってしまう」といった意味になります。

With so much going on, I guess the news got lost in the shuffle.
いろいろとごたごたしていたので、そのニュースは混乱のうちに忘れられたのだろう。

Play with a full deck

Play with a full deckは、全てのカードが揃った状態(full deck)でプレーするということから、「正気・まともである、賢い」という意味になり、通常は「Not」をつけた否定形で「正気・まともじゃない」「頭が悪い」といった感じに使われます。

That kind of his behaviors make me feel like he might not be playing with a full deck.
そういう彼の行動を見ると、彼はちょっとまともじゃないのかもしれない感じる。

Lucky at cards, unlucky at love

Lucky at cards, unlucky at loveは、カードでついている人は、恋愛ではつきがないということから、「スキルやチャンスをものにする人は、恋愛には恵まれないことが多い」といった意味になります。

It’s interesting that the man who is so successful has no clue when it comes to women, but you know what they say: lucky at cards, unlucky at love.
あれほど成功している男性が、女性に関しては右も左も分からないのはおもしろいけど、「キャリアに恵まれる人は、恋愛には恵まれない」とよく言うからね。

ポーカーから派生した英語の熟語2: チップにまつわる表現

次に、ポーカーのチップに関する表現です。

Blue chip

Blue chipは、企業や株式を形容する言葉として「優良」という意味の熟語ですが、これはポーカーで、青いチップが一番価値があることを元にする表現です。

There’s no silver bullet investment. Just keep your portfolio diversified and make sure to invest in blue chip stocks.
必ず勝つような投資はない。ポートフォリオを分散させて、必ず優良株に投資することだ。

When the chips are down

When the chips are downは、チップが少なくなって負けそうな状況(chips are down)のときには、ということから、「切羽詰まったときに」という意味の熟語です。

Though soft-spoken, she could be really tough when the chips are down.
彼女は物腰が柔らかいけれど、切羽詰まったときにはものすごくタフにもなれる。

In the chips

In the chipsは、ポーカーでたくさんのチップに埋もれるようなイメージから、「(特に、予期せず)大金を手にしている、裕福である」という意味になります。

Withe the inheritance from his uncle, he’s now in the chips.
おじさんからの相続で、彼はかなり裕福になっている。

Cash in one’s chips

Cash in one’s chipsは、ポーカーのゲームを終えるときにチップを換金(cash in)するということから、「取引・契約から手を引く」という意味になり、転じて「会合などから抜ける、寝る」「死ぬ」などの意味で使われることもあるようです。

Now that they’re stuck with the situation, they must be wishing they had cashed in their chips earlier.
このような状況になってしまったので、彼らは、もっと早く取引から手を引いておけばよかったと思っていることだろう。

Stack up against something

Stack up against somethingは、積み上げたチップ同士を並べてどちらが多いかを比較することから、「〜と比べる」「〜に匹敵する」という意味になります。

ルー

howと一緒に使い、「〜と比べてどうか」という文脈でよく使われます。

I’ve been hearing a lot of good stuff about the new member. How does he stack up against other members?
新しいメンバーについてはいい噂をたくさん聞いているけど、他のメンバーと比べてどうなの?

ポーカーから派生した英語の熟語3: ディールにまつわる表現

次に、ポーカーのディールにまつわる熟語です。

Deal someone in 

Deal someone inは、ポーカーのゲームに誰かを参加させるということから、「何かに誰かを参加させる・加える」という意味になります。

Whatever you guys are planning, deal me in!
何を計画してるのかしらないけど、私も仲間に入れて!

A square deal

A square dealは、「公平な取り扱い」という意味です。

もともとは、「square」という言葉は、カードゲームでの「高潔なプレー(honorable play)」から来ているとの説があります(参考:The Free Dictionary “Square Deal“)。

ルー

on the square (with〜)で、(〜に対して)正直・公正になる、という意味にもなります。

The feeling of not getting a square deal is likely to lead to employee dissatisfaction.
公平な取り扱いを受けていないという感覚が、従業員の不満足につながりやすい。

Deal from the bottom of the deck

Deal from the bottom of the deckは、デッキの下から、隠し持っていたカードを取り出して、それを使ってプレーをするということから、「いかさま・インチキをする」という意味になります。

また、受け身として使い、「(いかさまのような)予想外の不利・不公平な扱いを受ける」という意味でも使われるようです。

You need to watch them closely because you might get dealt from the bottom of the deck.
彼らには注視しておかなければならない。思ってもみないずるい手を使ってくるかもしれないから。

Dealer’s choice

Dealer’s choiceは、ポーカーの中でディーラーがゲームを選択できるのゲーム方式で、スラングとして「whatever you want(なんでもいい、なんでもOK)」や「It’s your call(おまかせします)」といった意味で使われます。

ルー

YouGlishで「Dealer’s choice」を検索した結果を視聴すると、感覚をつかみやすいかもしれません。

Pass the buck

Pass the buckは、もとはポーカーで、誰がディールする番かがわかるように、順番に渡していたbuckというものがあったようで(参考:Online Etymology Dictionary “Pass“)、そこから転じて「責任を転嫁する、押し付ける」という意味になります。

The government has been criticized for passing the buck to local municipalities.
政府は、地方自治体に責任転嫁しているとの批判を受けている。

ポーカーから派生した英語の熟語4: 賭け金にまつわる表現

次に、賭け金にまつわる表現です。

Hit the jackpot

Hit the jackpotは、jackpotの状態(賭け金がたくさん溜まっている状態)で勝ったり当たったりして、積み上げられていた大金を手に入れるということから、「大当たり・大儲けする、運により大成功を収める」という意味になります。

You can’t find a guy like him. You’ve basically hit the jackpot.
彼みたいな人は見つけられないよ。大当たりしたようなもんだよ。

Sweeten the pot

Sweeten the potは、賭け金を上げる(賭け金の入ったポットに、お金を足してさらにいい状態にする(sweeten))という意味から、「交渉や取引などで、おまけ・割引などの金銭的なメリットを付加し、相手にとってより魅力的な条件にする」という意味になります。

If you’re looking to get your house sold by the end of the year, you might want to consider sweetening the pot a little more.
年末までにご自宅を売却したいとお考えなら、もう少し魅力的な条件にすることを考えた方がいいかもしれません。

Raise the stakes / Raise the ante / Up the ante

Raise the stakes / Raise the ante / Up the anteは、文字通りにいえば、「Sweeten the pot」と同じくいずれも、賭け金(stakes / ante)を上げるという意味です。

転じて、Raise the stakesは、「コスト、リスク、報酬を上げる関与(コミットメント)を深める」、Raise the anteは、「コスト、リスク、要求水準などを上げる」という意味で使われます。

They raised the stakes by setting even higher objective.
彼らは、さらに高い目標を掲げることで、よりコミットを深めた。

The country kept upping the ante without even trying to keep their promise.
その国は、自国の約束を守ろうともせずに、要求水準を上げ続けた。

Ante up

Ante upは、賭け金を入れておくポットに賭け金(ante)を入れろ(Pay up)という意味から転じて、「借金など、支払うべき金額を(しぶしぶ)支払う」という意味になります。

ルー

Anteを、動詞として使うパターンです。

The company ultimately anted up some 100 million yen as a fine.
その会社は結局、違約金として約1億円を支払うことになった。

High-stakes / The stakes are high

High-stakes / The stakes are highは、賭け金が高いということから、「成功すれば得られるものが大きいが、失敗すると失うものも大きい、ハイリスク・ハイリターンである」といった意味になります。

I admire surgeons. They always need to make high-stakes decision on the fly.
外科医を尊敬する。いつも、臨機応変にリスクの高い決断を下さなければならないから。

That’s a great possibility, but still the stakes are high.
それは素晴らしい機会だが、やはりリスクも大きい。

Too rich for one’s blood

Too rich for one’s bloodは、「自分にとっては(金額が)高すぎる、(食べ物などが)自分の食生活にとって塩分・脂質などが過多である」といった意味になります。

ポーカーでは、賭け金が高すぎてゲームをやめるときなどに使われるようですが、一般的に、他の人が支払う金額が、自分にとっては予算などに見合わないようなときに使われます。

Thanks for the invitation for the trip, but it’s just a little too rich for my blood.
旅行へのお招き、ありがたいのですが、ちょっと予算が合わなくて。

Bet one’s bottom dollar

Bet one’s bottom dollarは、自分の最後の一ドル(one’s bottom dollar)を賭けるということから、「確かである、間違いない」という意味になります。

Don’t worry about him. You can bet your bottom dollar that he’s just overslept.
彼なら心配しなくていいよ。絶対に、ただ寝坊しただけだから。

Bet the farm / ranch

Bet the farm / ranchは、文字通り、自分の持っている農場・牧場を賭けるということから、「全財産を賭ける」という意味になります。

もとは、開拓時代の西部地方でポーカーで実際に農場が賭けられたことが起源ではないかといわれています(参考:Idiom Origins

ルー

It seems like a good deal, but I wouldn’t bet the farm on it. You need to diversify your investments.
いい案件だと思うけど、私だったら全財産はつぎ込まない。投資は分散しないと。

ポーカーから派生した英語の熟語5:その他の表現

その他にも、ポーカーから派生した熟語表現がいろいろとあります。

Poker face

Poker faceは、日本語にもあるように、感情などを表に出さないという意味で、ポーカーで手を読まれないように無表情を作るというのがもとになっています。

コロケーションとしては、with a poker face、wear a poker face、keep a poker face、などがよく使われています。

She maintained a poker face and I couldn’t read her emotions.
彼女はポーカーフェイスを崩さなかったので、感情が読み取れなかった。

Call someone’s bluff

Call someone’s bluffは、ポーカーでは、call someone’s bluffというと、bluffをしている(実際の札よりもいい札を持っているように見せている)プレイヤーに、実際の手を公開させるということから、相手のハッタリ(bluff)に対して、「真に受けず、やれるものならやってみろという態度をとる、ハッタリを見抜く」という意味になります。

I wanted to look tough and said I could jump from the top of the fence. He called my bluff and said “Then jump.”
強がってフェンスの上から飛び降りれると言ったが、彼はハッタリを見抜いて「じゃあ、飛んでみなよ」と言った。

Showdown

Showdownは、ポーカーの最後に残っているすべてのプレーヤーが自分の持ち札を表にして見せて勝者を決めるというところから、「決着の場、土壇場」という意味で使われます。

The workers are said to be preparing for a showdown with the management.
労働者は、マネジメント側との決着の場への準備を進めているとされる。

Wild card

Wild cardは、ポーカーでは、プレイヤーの指定したどんなカードの代わりにもなるカードとということから、「不確実要素」「何をするかわからない人物」といった意味になります(参考:Etymology Dictionary Online “wild card“)。

Weather is a wild card for vegetable prices.
野菜の価格では、天候が不確定要素となる。

Kitty

Kittyは、ポーカーの賭け金総額をさす言葉であり、それをもとに、「積立金や基金など何かの目的のために集められたお金」という意味になります。

The company agreed to put some money into the kitty.
その会社も、その積立金にいくらか出資することに同意した。

Four-flusher

Four-flusherは、4枚のカードしか揃っていないのに、本来5枚のカードが揃う必要がある「flush」になったふりをすることから、「ハッタリをきかせる人」のことをいいます。

He’s just a four-flusher. He has no concrete plan supporting what he says he can do.
彼はただのハッタリ屋だ。やると公言していることをサポートするしっかりした計画を持っていない。

Sandbag

Sandbagは、ポーカーで、実際よりも弱い札を持っているように見せて相手に大きな損失を出させるということから、動詞で、「実際よりも自分を弱く見せる」という意味になります。

法律では、契約締結時に違反があることを知りながら、契約後にその違反を根拠にして補償を請求することが、サンドバッギングといわれるようです。また、訴訟でも、弁護士などの代理人が(相手の)間違いに気づいていながら、後で自分に有利な展開につなげるためにあえて黙っているといった意味で「sandbag」が使われています。

The prosecution claims that the defense sandbagged them by failing to raise an objection promptly.
検察側は、弁護側が、異議があるにもかかわらず速やかに異議を唱えなかったと主張している。

Stand pat

ポーカーで「pat」は、「pat hand(ディールされた時点で、もうそれ以上カードを引く必要がない状態)」に見られるように「完璧、まさに適切な、正しい」といった意味になります。

Stand patは、ポーカーで、自分の手を変えない(そのままで役ができているので)ということから、「意見や、やり方を変えない」という意味で使われます。

Economists predict that the Fed will stand pat on rates for the time being.
エコノミストは、FRBが当面利率を据え置くと予想している。

Have (got) something down pat

Have (got) something down patは、「〜を完璧に会得・習得する、身につけている、覚えている」という意味になります。

Have something downは、何かを飲み込むというように「会得する」という意味で、それに、上記「stand pat」にも記載のとおり「pat(完璧に)」がついた形です。

ルー

Give me a few days and I’ll have the schedule down pat.
数日もらえれば、スケジュールを完璧に頭に入れますよ。

番外編:その他カードゲームやカードに関する熟語

最後に、番外編として、その他のカードゲームやカード全般にまつわる、よく使われる熟語をご紹介します。

House of cards

House of cardsは、トランプのカードで作ったタワーや家のように、ぐらぐらして崩れやすいものということから、「基礎がしっかりしていないために実現が難しい計画や不安定組織、砂上の楼閣」という意味になります。

Your plan sounds like a house of cards to me.
あなたの計画は、実現の見込みが薄いようだ。

Aboveboard / Above board

Aboveboard / Above boardは、カードゲームで、イカサマなどをしていないことがわかるようにゲームテーブル(board)の上に手を置いてプレーすることから、「公明正大に」という意味になります。

They didn’t exactly act above board.
彼らは、公明正大に動いたとは言えない。

Follow suit

Follow suitは、カードゲームでは、カード状のダイヤ、スペード、クラブ、クローバーのマーク(suit)について、前の人が出したものに続いて(follow)と同じものを出すことが多いことから、「前例にならう、後に続く」といった意味になります。

Other Asian countries look set to follow suit.
他のアジア諸国も後に続こうとしているようだ。

Strong suit / Long suit

Strong suit / Long suitは、カードゲームで、持ち札の中で、同じマークの札が一番枚数が多いもの(強い手札)ということから、「強み、長所、得意なこと」という意味になります。

Art is not really my strong suit.
芸術関係にはちょっと疎くて。

In the cards / Not in the cards

これは、ポーカーではなくトランプ占いをもとにした熟語として、In the cards(ありえそうな、おこりそうな)、 Not in the cards(運命ではない、ありえない)という表現もあります。

ルー

占いで、引いた(何枚かの)カードに特定の運命などが出ている or 出ていない、というイメージです。

It’s not a big deal. It just wasn’t in the cards this time.
たいしたことないよ。ただ、今回はそういう運命ではなかっただけだ。

Leave someone in the lurch

Leave someone in the lurchは、「困っている人を見捨てる・見殺しにする」という意味の熟語です。カードゲームのクリベッジ(Cribbage)で大敗することを「lurch」ということから、「困っている状況(in the lurch)」のまま見捨てるという熟語ができたようです。

They basically left us in the lurch.
彼らは、いわば、困っている私たちを見捨てたようなものだ。

Drawing card

Drawing cardは「人気役者、呼び物、目玉商品」など、大衆や聴衆を呼び込むものや人という意味の熟語です。この場合のカードは、カードゲームのカード(日本でいうトランプ)ではなく、大きなポスターという意味です。(参考:The Free Dictionary “drawing card“)

ルー

冠詞としては、The drawing cardもA drawing cardも使われるようです。Google Ngram Viewerの結果はこちら

She’s definitely the drawing card for the ballet show.
彼女は確実に、そのバレエ公園の目玉ダンサーだ。

まとめ:ポーカーから派生した英語の熟語をマスターしよう!

以上、今回は、ポーカーやカードゲームから派生した英語の熟語をまとめてご紹介しました。

こうした熟語は、ポーカーの場だけでなく、英語圏では日常的に浸透してよく使われる表現になっています。

知っておくと便利な表現なので、ぜひ、この機会に馴染みのある表現にしてみてはいかがでしょうか?海外ドラマを視聴するときに「あ、これ、ポーカー関連の熟語だ!」と見つけたりするのも楽しいですよ! 【英語学習向き動画配信サービス】おすすめVOD3つを比較して紹介

それでは今回はこのあたりで。最後までお読みいただきありがとうございました。