【海外旅行で困らない程度の英語勉強法】初心者でも通じる場面別の英会話フレーズ集|これだけ覚えればOK!

  • 海外旅行に行きたいけれど、英語がほとんど話せず不安。
  • 空港やホテルで何を言えばいいか、とっさに出てこない。
  • 中学英語だけで本当に通じるのか、自信が持てない。

と悩んでいませんか。

何も準備しないまま出発すると、空港やホテル、レストランで「どう言えばいいんだろう…」と焦る場面が必ず出てきてしまいます。

この記事では、海外旅行で本当に使う場面だけに絞った「これだけ覚えればOKな英会話フレーズ」と、その覚え方・練習法までまとめてご紹介します。

この記事を読むと、中学英語レベルでも空港・ホテル・レストラン・移動・トラブル対応まで一通りこなせる「旅行用の英語の型」が身につき、安心して旅を楽しめるようになります。

決まったシーンの短いひと言さえ押さえておけば、英語が苦手でも海外旅行で困ることはほとんどありません。

この記事の著者
  • 某外大卒業
  • シドニーで語学留学経験あり
  • 英検準1級合格
  • 上場企業で貿易実務経験あり
  • 上場企業で海外グループ会社の立ち上げに参画
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海外旅行で必要な英語はこれだけ

海外旅行で必要な英語は、じつは思っているよりずっと少なくてOKです。

この章で、初心者でもすぐ使える「最低限の旅行英語」の全体像をわかりやすくまとめます。

テーマは以下の3つです。

  • 旅行で最低限必要な英語とは
  • 中学英語でも通じる理由
  • 旅行英語に共通するポイント

一つずつ順番に説明していきます。

旅行で最低限必要な英語とは

結論から言うと、海外旅行で必要なのは決まった場面の決まった一言だけです。

なぜなら、旅行中の英語はパターン化されていて、使う場面も限られているからです。

たとえば空港なら “Check in, please.”、ホテルなら “I have a reservation.” のように、一文だけでほぼ通じる場面が多いのが旅行英語の特徴です。

実際、「英語が全く話せない」と感じている人でも、よく使うフレーズを十数個おぼえるだけで会話は十分成立します。

「英語が苦手でも大丈夫かな…」という不安が出てきても、旅行で使う英語は「たった数パターン」だけだと知れば、気持ちが少し軽くなるはずです。

まとめると、最低限必要なのは

  • あいさつ
  • 確認
  • お願い
  • トラブル対応

の4分野だけ。

エミ先生

これを押さえれば、どの国でも困らない土台ができるよ。

中学英語でも通じる理由

最初に結論を言うと、海外の人も観光客に対してはやさしい英語を使ってくれるため、中学英語で十分通じます。

難しい表現より、むしろ短くてシンプルな英語のほうが伝わりやすいのです。

たとえば

  • “Water, please.”(お水をください)
  • “Where is the toilet?”(トイレはどこですか)

など中学生でも言える文で、旅行中の多くをカバーできます。

「発音に自信がない…」と感じても心配いりません。伝わらなければ、もう一度ゆっくり言えばOK。

相手は外国人慣れしているので、しっかり受けとめてくれます。

具体例を挙げると、実際に日本へ来た旅行者も「ブロークン日本語」で話していても、私たちは何となく意味をくみ取れるはずです。

同じように海外でも意図が伝わればOKという具合です。

海外旅行で困らない程度の英語力は、中学英語でも十分。だから完璧を目指す必要なしということです。

旅行英語に共通するポイント

旅行英語には、共通して使える3つのコツがあります。

  • 短い文章で話す
  • 結論から先に言う(ほしい→理由の順)
  • 単語だけでもOKと割り切る

たとえば、レストランで「おすすめがほしい」場合は、長い英語は不要で、“Recommendation, please.”の一言で成立します。

もし「これで通じる?」と不安がよぎっても、旅行英語は“単語+please”で8割対応できると思っておくと、気持ちがかなり楽です。

旅行英語は、ネイティブのように話す必要はまったくありません。

エミ先生

「伝わればOK」という割り切りが大事だね。

まず覚えるべき基本フレーズ

  • あいさつで使う定番表現
  • 聞き返すときのシンプル英語
  • 困った時に使える万能フレーズ

一つずつ順番に説明していきます。

あいさつで使う定番表現

旅行で使うあいさつは以下の 4つを覚えるだけで十分です。

あいさつは最初の印象を決める部分なので、英語が苦手な人ほど「笑顔と短いひと言」が最強です。

旅行でよく使うあいさつ
  • “Hello.”(こんにちは)
  • “Thank you.”(ありがとう)
  • “Excuse me.”(すみません)
  • “Bye.”(さようなら)

これだけで空港・ホテル・レストランのすべてに対応できます。

「こんな簡単でいいの?」と心配になるかもしれませんが、むしろ簡単な英語が一番伝わるので全く問題ありません。

たとえば、店員さんが何か話してきても、まず “Hello!” と明るく返せば相手は「この人は友好的だ」と感じ、会話がとてもスムーズになります。

エミ先生

旅行中のあいさつは4つだけ覚えておけば乗り切れるよ。

聞き返すときのシンプル英語

聞き返すときは 3つのフレーズだけ覚えればOKです。

なぜなら、現地の人の英語が早く感じるのは当たり前で、観光客が何度も聞き返すのはごく普通だからです。

覚えるべきフレーズ3つ
  • “Pardon?”(もう一度お願いします)
  • “Slowly, please.”(ゆっくりお願いします)
  • “One more time, please.”(もう一度お願いします)

これだけで、相手は必ずスピードを落として話してくれます。

「聞き返したら失礼かな…」と不安になるかもしれませんが、海外では「聞き返す=丁寧」と受け取られる文化なので、むしろ好印象です。

たとえば、空港での案内が早くて聞き取れなかった場合、スタッフに “Slowly, please.” と一言添えれば、落ち着いてゆっくり説明してくれます。

エミ先生

聞き返す英語フレーズを3つだけ覚えれば旅行中は絶対に困らないね。

困った時に使える万能フレーズ

旅行で困った時はこの1文だけで何とかなるという最強フレーズがあります。

“I need help.”(助けが必要です)

これを言うだけで、相手は「どうしたの?」と質問しながら状況をくみ取ってくれます。

細かく説明できなくても、助けてもらえる形に持っていけるのが最大の利点です。

さらに、次の2つを組み合わせるとより安心です。

  • “I’m lost.”(道に迷いました)
  • “I have a problem.”(困っています)

たとえば、タクシーで行き先を間違えた時でも、“I have a problem.” と伝えるだけで、運転手さんがゆっくり状況を確認してくれます。

エミ先生

もし英語が出てこなくても、「困ったら「help」の一語でOK」と覚えておくだけで、不安は大きく減るね。

空港で使う定番英語フレーズ

  • チェックインで伝える基本文
  • 荷物預け・セキュリティで必要な表現
  • 搭乗口でよく聞かれる質問

一つずつ順番に説明していきます。

チェックインで伝える基本文

チェックインカウンターで必要なのはたった3文だけです。

空港では一番最初に英語を使う場面なので緊張しやすいですが、実は決まりきったフレーズしか使われません。

覚えるべきフレーズは以下です。

  • “I’d like to check in.”(チェックインをお願いします)
  • “I have a reservation.”(予約しています)
  • “Here is my passport.”(パスポートはこちらです)

この3つを言えば、あとは相手が流れをリードしてくれます。

「英語が早かったらどうしよう…」と不安になるかもしれませんがチェックインの会話はほぼ一方的に案内されるだけなので、実際に話す英語は極めて少ないです。

カウンターでは名前と行き先の確認だけなので、“Yes.” “No.” で答えればほとんどの場面が解決します。

荷物預け・セキュリティで必要な表現

荷物関連とセキュリティで必要な英語は超シンプルな単語中心で十分です。

空港スタッフは旅行客に慣れているため、こちらが短く答えればそのまま手続きを進めてくれます。

覚えるべき表現は次の3つ。

  • “One baggage.”(荷物1つです)
  • “Fragile, please.”(こわれ物です)
  • “No liquids.”(液体はありません)

この3つだけで、預け荷物や手荷物チェックの会話はほぼ対応できます。

「何を聞かれるかわからない…」と不安が出ても荷物の質問は“数・液体・危険物”の3つだけと知っておくだけで、焦らずに答えられます。

具体例を挙げると、セキュリティで “Any liquids?” と聞かれたら、“No.” の一言でOKです。

もし何か引っかかった場合でも、スタッフがゆっくり説明してくれるので心配いりません。

荷物・セキュリティは単語だけで会話が成立する場面。

搭乗口でよく聞かれる質問

搭乗口で聞かれる英語は 2種類だけ です。

長い会話は一切なく、確認作業が中心です。

よく聞かれるのはこの2つ。

  • “Passport, please.”(パスポートをお願いします)
  • “Are you on this flight?”(この便のご搭乗ですか)

これらに対して言うべき英語もシンプルで、“Yes.” と “Here.” の二言で十分です。

搭乗口は聞かれる内容が完全に決まっている場所なので、心配する必要はありません。

もし搭乗が遅れている場合には“Please wait.” とだけ言われるため、とくに英語力を求められる場面はありません。

搭乗口で必要なのはYes/Hereの2つだけというほど簡単です。

ホテルチェックインの便利表現

  • 予約確認で使う英語
  • 部屋案内時に伝えるシンプル表現
  • トラブル相談で役立つ言い方

一つずつ順番に説明していきます。

予約確認で使う英語

ホテルでは名前と予約情報を伝えるだけで成立します。

むずかしい説明は必要なく、スタッフがチェックインの手順をすべて案内してくれるからです。

覚えるべき英語は以下の3つ。

  • “I have a reservation.”(予約しています)
  • “My name is 〜.”(名前は〜です)
  • “Here is my passport.”(パスポートはこちらです)

これだけで、チェックインはほぼ完了します。

具体例として、家族旅行の場合も代表者が“My name is Tanaka.” と言えば、それだけで家族分の予約が確認されます。

ホテルのチェックインで伝えるのは“名前+予約情報”の二つだけ。

部屋案内時に伝えるシンプル表現

部屋に関するやり取りは、「お願い」と「確認」の2種類だけ です。

ホテルスタッフは旅行客への説明に慣れているため、こちらが短い英語で答えるだけでスムーズに案内してくれます。

覚えるべき表現はこの3つ。

  • “Where is the elevator?”(エレベーターはどこですか)
  • “How do I use this?”(これはどう使いますか)
  • “Can I get extra towels?”(タオルを追加できますか)

たとえば、海外ホテルでは、カードキーの使い方が独特なこともあり、“ How do I use this?” の一言が非常に便利です。

タオルが足りない場合も“Extra towels, please.” の一言でも即対応してもらえます。

発音が多少変でも、スタッフは文脈で理解してくれます。

エミ先生

部屋案内の時に必要なのは「確認+簡単なお願い」だけと考えると気楽だね。

トラブル相談で役立つ言い方

ホテルでのトラブルは たった1文あれば解決の方向へ進みます。

その最強フレーズがこちら。

“I have a problem.”(困っています)”

この一言を伝えるだけで、スタッフは「どんな問題か?」「何を手伝えばいいか?」と丁寧に確認してくれます。

状況に応じて、次のフレーズを追加するとさらに安心です。

  • “No hot water.”(お湯が出ません)
  • “The key doesn’t work.”(鍵が使えません)
  • “The room is noisy.”(部屋がうるさいです)

「長く説明できないけど大丈夫?」と不安に感じても、ホテルは“観光客のトラブル対応のプロなので、単語だけの英語でもしっかり理解してもらえます。

たとえば、お湯が出ない場合は“I have a problem. No hot water.”のように2文をつなげればすぐにスタッフが動いてくれます。

ホテルでのトラブル時は、“I have a problem”で切り出せるとわかっていると非常に心強い。

レストラン注文で通じる英語

  • 注文・おすすめを聞くときの表現
  • アレルギーを伝える簡単な言い方
  • 会計で使う基本フレーズ

一つずつ順番に説明していきます。

注文・おすすめを聞くときの表現

レストランでの注文は、3つのフレーズがあれば完璧です。

旅行先の飲食店は、観光客が多く来るため、短い英語でも十分伝わります。

使える基本フレーズはこちら。

  • “This one, please.”(これをください)
  • “Can I have 〜?”(〜をお願いします)
  • “Any recommendation?”(おすすめはありますか)

特に“This one, please.” は指差しとセットで使えるため、メニューが読めない時でもとても便利です。

人気料理を知りたいときには“Any recommendation?” と聞けば、スタッフがメニューを指して分かりやすく案内してくれます。

エミ先生

“This one, please”は、本当に簡単で確実に伝わるので私もよく使うよ。

アレルギーを伝える簡単な言い方

アレルギーを伝える英語は驚くほどシンプルで大丈夫です。

長い説明は不要で、“I’m allergic to 〇〇.” の一文だけで伝わります。

覚えるべきフレーズは次の3つ。

  • “I’m allergic to 〇〇.”(〇〇のアレルギーがあります)
  • “No 〇〇, please.”(〇〇なしでお願いします)
  • “Does this contain 〇〇?”(これに〇〇は入っていますか?)

特に子どものアレルギーを心配する場面では、“My son is allergic to nuts.”(ナッツ)“Mt daughter is allergic to dairy.”(乳製品)などの単語をひとつ覚えておくだけで大きな安心になります。

アレルギーは“I’m allergic to 〜”の一言で100%伝わるという、必ず覚えておきたいフレーズです。

会計で使う基本フレーズ

会計で必要なのは、わずか2〜3語の超短文です。

レストラン会計は世界共通の流れなので、話す量はとても少なくて済みます。

覚えるべき表現はこちら。

  • “Check, please.”(お会計お願いします)
  • “Card, please.”(カードでお願いします)
  • “Separate, please.”(別々でお願いします)

特に “Check, please.” はどの国でも通じる定番フレーズで、これさえ言えればスムーズに会計がスタートします。

会計は“単語+please”で100%通じるので、むずかしく考える必要はありません。

たとえば、複数人で食事をした際に“Separate, please.” と言えば、店員さんが自動的に個別会計にしてくれます。

エミ先生

会計は3つの超基本フレーズで対応できるのでとても簡単だね。

移動・道案内で使える英語

  • タクシーで目的地を伝える英語
  • 道を尋ねるときのシンプル表現
  • 電車・バスで必要なフレーズ

一つずつ順番に説明していきます。

タクシーで目的地を伝える英語

タクシーで必要なのは地名を言うだけです。

タクシー運転手は地名・ホテル名だけで理解してくれるため、文法を気にする必要がありません。

使うフレーズはこれだけ。

“To 〇〇, please.”(〇〇までお願いします)

たとえば“To Hilton Hotel, please.”のように目的地の名前を付けるだけでOK。

「細かい説明が必要?」と不安になる場合は、住所、地図、現地語表記の情報があると安心できます。

もし道に迷っても、“Here, please.”(ここでお願いします)と伝えれば柔軟に対応してくれます。

道を尋ねるときのシンプル表現

道を尋ねる英語は質問のパターンが1つだけです。

覚えるべき表現はこれ。

“Where is 〇〇?”(〇〇はどこですか)

この1文に、駅名・建物名・観光地の名前を入れるだけで成立します。

“Where is the station?”“Where is the restroom?”というふうに、そのまま応用できます。

「聞き返されたらどうしよう…」という不安が浮かんでも、道案内は“場所名+Where is”だけで必ず伝わると覚えておけば、落ち着いて質問できます。

他にも地図を見せながら “Where is this?” と聞く方法もあり、英語が苦手でも確実に理解してもらえる便利な聞き方です。

エミ先生

道を聞く英語は“Where is”だけ覚えれば100点。

電車・バスで必要なフレーズ

電車やバスで使う英語は移動先を確認するひと言だけです。

交通機関のスタッフも観光客に慣れているため、短い英語でも丁寧に教えてくれます。

覚えるべき表現は以下の3つ。

  • “Does this go to 〇〇?”(これは〇〇に行きますか?)
  • “Which bus/train to 〇〇?”(〇〇行きはどれですか?)
  • “One ticket, please.”(切符を1枚お願いします)

たとえば “Does this go to Central Station?” のように、目的地を入れるだけで会話が成立します。

エミ先生

電車やバスでは目的地に行くかどうかを聞くひと言をおさえれば十分。

買い物・支払いで使う簡単英語

  • 値段を聞くときの定番表現
  • サイズ・色を確認する英語
  • 支払い・免税で使う表現

一つずつ順番に説明していきます。

値段を聞くときの定番表現

価格を聞く英語は1フレーズだけ覚えればOKです。

お店の人は観光客に慣れているため、すぐに金額を数字で返してくれます。

覚えるべき表現はこれ。

“How much is this?”(これはいくらですか)

たとえば、値札がない露店でも“How much is this?” と言えば、店員が電卓や紙に数字を書いてくれます。

エミ先生

価格の質問は“How much is this?”の一択でシンプルだね。

サイズ・色を確認する英語

洋服や雑貨のサイズや色に関してたずねる英語は、2つの型だけ覚えれば十分です。

複雑なやり取りは不要で、店員さんが在庫を見ながら案内してくれるため、こちらが短く質問するだけでスムーズに会話が進みます。

覚えるべきフレーズは次の2つ。

  • “Do you have this in 〇〇?”(これの〇〇はありますか)
  • “Can I try this on?”(試着できますか)

〇〇には small / medium / large などのサイズや、red / blue / black といった色を入れるだけでOKです。

「英語が出てこなかったらどうしよう…」と不安になっても、サイズ・色の会話は“単語+Do you have”だけで100%通じると覚えておけば大丈夫です。

たとえば、靴屋さんで“Do you have this in 27?”(27cmはありますか)と聞けば、スタッフが在庫を探して持ってきてくれます。

サイズと色の確認は“Do you have this in〜”で全場面カバーできるというのは、とても心強いポイント。

支払い・免税で使う表現

支払いと免税の英語はわずか3フレーズだけで完結します。

どの国でも同じ流れなので、難しい説明は必要ありません。

覚えるべき基本表現はこちら。

  • “Card, please.”(カードで支払います)
  • “Cash, please.”(現金でお願いします)
  • “Tax refund, please.”(免税をお願いします)

「免税ってどう言えばいいの?」と不安に感じる人も多いですが、“Tax refund” は世界共通の言い方で必ず伝わるため、心配はいりません。

たとえば、空港で免税手続きが必要な場合でも、“Tax refund, please.” の一言でスタッフが必要書類を案内してくれます。

支払いや免税は“Card / Cash / Tax refund”の3語だけでほぼ乗り切れる。

トラブル時に役立つ緊急英語

今から説明するテーマは以下の3つです。

  • 道に迷ったときの助けを求める表現
  • 盗難・紛失を伝える英語
  • 体調不良を説明するときの英語

一つずつ順番に説明していきます。

道に迷ったときの助けを求める表現

道に迷った時は、“迷った”の一言だけでOK です。

相手が状況を汲み取って助けてくれるため、複雑な説明は不要です。

使うフレーズはこれだけ。

  • “I’m lost.”(道に迷いました)
  • “Can you help me?”(助けてもらえますか)
  • “Where is this?”(ここはどこですか)

「英語が出てこなくてパニックになりそう…」という不安があっても、“I’m lost” の一言だけで人は必ず助けてくれると覚えておけば、落ち着いて行動できます。

たとえば、地図を見せながら“Where is this?” と聞けば、指差しで道を案内してくれます。

迷った時の英語は“I’m lost”を覚えておくだけで十分という、とても心強いフレーズです。

盗難・紛失を伝える英語

盗難・紛失の場面では “失くした/盗まれた” の2つを覚えるだけで対応できます。

この2つが言えれば、相手が状況を質問しながら必要な手続きを案内してくれます。

覚えるべきフレーズはこちら。

  • “I lost my 〇〇.”(〇〇を失くしました)
  • “My 〇〇 was stolen.”(〇〇を盗まれました)
  • “I need help.”(助けてください)

〇〇には passport / bag / wallet / phone などを入れるだけでOK。

「細かく説明できないけど大丈夫?」と不安になるかもしれませんが、盗難・紛失の英語は“lost / stolen”の2語で100%伝わります

たとえば、パスポートを失くした場合は“I lost my passport.” と伝えれば、空港やホテルのスタッフが警察や大使館の手続き方法を教えてくれます。

体調不良を説明するときの英語

体調不良を説明する英語も3つの基本文を覚えるだけで対応できます。

海外の医療スタッフは観光客への対応に慣れているため、短く伝えるほど理解してくれやすいです。

覚えるべきフレーズはこれ。

  • “I don’t feel well.”(気分が悪いです)
  • “I have pain here.”(ここが痛いです)
  • “I need a doctor.”(医者が必要です)

「何て説明したらいいかわからない…」と思っても、場所を指差しながら“pain here”で99%伝わるので、難しい言い方は必要ありません。

たとえば、お腹が痛い場合は“I have pain here.” と言ってお腹を指差すだけで、医療スタッフがすぐに理解してくれます。

英語が聞き取れない時の対処法

  • ゆっくり話してもらうお願い表現
  • 言い換えてもらうときの英語
  • 翻訳アプリを自然に使うコツ

一つずつ順番に説明していきます。

ゆっくり話してもらうお願い表現

聞き取れないときは、一言だけ言えればOK です。

海外では「ゆっくり話してほしい」とお願いするのはとても自然で、失礼になることもありません。

使うフレーズはこれ。

“Slowly, please.”(ゆっくりお願いします)

これを言うだけで、相手はスピードを大幅に落として話してくれます。

「何度も聞き返したら迷惑かな…」と不安に思っても、観光客にゆっくり話すのは“日常業務”なので気にしなくてOK。

たとえば、空港スタッフの英語が早くて聞き取りづらいときも、“Slowly, please.” のひと言で問題なく対応してくれます。

聞き取れない時は“Slowly, please.”の一択。

言い換えてもらうときの英語

「言い換えてほしい」と伝える場面では、たった1文あれば完璧です。

お願いすれば観光客に伝わるよう、言葉を変えて説明してくれるため、気軽にお願いして大丈夫です。

覚えるべきフレーズはこれ。

“Can you say it in another way?”(別の言い方で言ってもらえますか)

この一言を伝えるだけで、相手は短く・わかりやすく・ゆっくり、言葉を言い換えてくれます。

たとえば、レストランで料理の説明が長かった場合でも“Another way, please.” と短縮してもよく、店員さんはより簡単な単語で説明してくれます。

翻訳アプリを自然に使うコツ

翻訳アプリは堂々と使ってOKです。

観光地ではアプリ利用者が非常に多く、スタッフも利用を前提に話してくれることが増えています。

自然にアプリ使うコツはこの3つ。

  • “One moment, please.”(少し待ってください)
  • アプリに話してもらう(自分で話さなくてもOK)
  • 画面を見せながら「This one(これ)」と伝える

「アプリ頼りは失礼かな…」と思うかもしれませんが、翻訳アプリは“世界の旅行者の共通ツール”なので全く問題ありません。

たとえば、医療シーンやトラブル時など、細かい説明が必要な場面ではアプリのほうがむしろ正確に伝わることがあります。

(※翻訳アプリは必ず通じることを保証するものではなく、補助的な役割であることに注意)

エミ先生

困ったらアプリに頼ってもOK

英語が苦手でも安心の学習法

今から説明するテーマは以下の3つです。

  • 最低限のフレーズの覚え方
  • 旅前にやっておきたい短期練習
  • 忘れずに使える習慣化のコツ

一つずつ順番に説明していきます。

最低限のフレーズの覚え方

旅行英語は、丸暗記ではなく「型」で覚えるのが最速です。

フレーズをそのまま覚えるより、型を覚えたほうが応用が効き、旅行中にとっさに言葉が出やすくなります。

覚えるべき3つの型
  • “お願い”の型:〇〇, please.
  • “質問”の型:Where / How / Does…?
  • “助けて”の型:I need / I have…

上記3つの型を軸にすると、“Water, please.” “Where is the bus?”など何十通りの文章が自動的に作れるようになります。

「英語を覚えるのが苦手…」と感じても、旅行英語は“単語+型”で完成するため、語学が得意でなくても問題ありません。

たとえば、“help” という単語ひとつを覚えれば“I need help.” “Help me.” と状況に応じて使い分けできます。

旅行英語は型で覚えるほうが早くて忘れにくい。

海外旅行前にやっておきたい短期練習

出発前の練習は、3日間だけ「10分×3セット」で十分です。

旅行英語は長期的な勉強よりも、直前に集中して口に出すほうが効果が高いからです。

短期練習の3つのコツ
  • よく使う10フレーズだけ声に出す
  • スマホのメモに「即使える英語」を保存する
  • 実際の場面を想像しながらつぶやく

「覚えたつもりでも当日うまく出てこない…」と不安になるかもしれませんが、英語は「直前の口慣らし」がもっとも効くので、前日〜3日前に集中すればOKです。

たとえば、空港へ行く前に “Check in, please.” を3回声に出すだけでも当日の緊張がぐっと減ります。

さらに、メモアプリに「困ったら“I need help.”」と書いておくだけで、安心感が大きく違います。

海外旅行前は3日間だけ10分×3セットの短期練習で十分。忙しい人にも続けやすい方法です。

忘れずに使える習慣化のコツ

旅行英語を忘れないためには、「日常の行動にひと言英語を混ぜる」のが効果的です。

勉強ではなく、生活の延長で英語に触れるほうがストレスなく習慣化できます。

習慣化の例
  • 家で物を渡すときに“Here you are.” と言う
  • 飲み物を頼むときに“Water, please.” をつぶやく
  • エレベーターの前で“Where is the elevator?” と練習する

「こんな練習で効果あるの?」と疑う気持ちが湧くかもしれませんが、声に出して使った英語は、ただ見るだけのものより記憶に残りやすいため、小さな習慣ほど本番でスッと口から出てきやすいです。

たとえば、毎朝コーヒーを入れるときに “Coffee, please.” と言っていると、レストランで注文するときも自然に同じ型が使えるようになります。

エミ先生

日常に1日3回「ちょい英語」を混ぜれば忘れにくくなるよ。

旅行英語が身につくおすすめ教材

今から説明するテーマは以下の3つです。

  • 初心者向けの定番アプリ
  • 旅行特化の本・フレーズ集
  • シーン別に学べる動画教材

一つずつ順番に説明していきます。

初心者向けの定番アプリ

初心者は「音声&場面別」 に対応するアプリを選べば失敗しません。

文字だけの学習より、実際に聞いてマネする(=アウトプット)ほうが旅行英語は圧倒的に身につきやすいです。

おすすめアプリの特徴3つ
  • 音声付きでマネしやすい
  • シーン(場面)が細かく分かれている
  • オフライン再生ができる

「どれが使いやすいかわからない…」と迷う気持ちが出ても、旅行英語練習用のアプリは「機能よりシーンの豊富さ」が大事と覚えておくと選びやすくなります。

たとえば、空港・ホテル・レストランが場面ごとに5〜10フレーズに分かれているアプリなら、出発直前に必要な部分だけ集中して確認できます。

旅行特化の本・フレーズ集

本を選ぶときは、「持ち歩ける・場面別・短文中心」 を基準にすると失敗しません。

旅行英語は辞書のような厚い本より、必要なときにパッと開いて使えるタイプのほうが圧倒的に便利です。

良いフレーズ集を選ぶポイント3つ
  • 場面ごとに10〜20フレーズに絞られている
  • カタカナ発音が付いていて読みやすい
  • サイズが小さく、カバンに入れて携帯しやすい

「どの本が分かりやすいの?」と迷うかもしれませんが、旅行英語は「持ち歩き前提の本」が一番使えると覚えておくと選択基準がはっきりします。

たとえば、空港のチェックインで不安になったらカバンからサッと取り出して “Check in, please.” のページを見るだけで心の余裕が劇的に増えます。

エミ先生

旅行特化の本は「携帯できる薄いフレーズ集」が最強です。

シーン別に学べる動画教材

動画は実際の場面を視覚で理解できるのが最大のメリットです。

音だけの学習より、店員の動き・発音・会話のテンポがリアルに理解できるため、海外での緊張が一気に減ります。

動画教材選びの3つのコツ
  • 空港・ホテル・レストランなどシーン別になっている
  • 短いクリップ(1〜3分)でサクッと見られる
  • 字幕付きで聞き取りの負担が少ない

「時間がなくて動画は見られないかも…」という不安があっても、1分動画を5本見るだけで「場面イメージ」が完成するので、短時間で十分効果があります。

たとえば、ホテルチェックインの動画を事前に見ておけば「この流れ知ってる!」という安心感が出て、当日の緊張がぐっと和らぎます。

動画は旅行の流れを疑似体験できる最高の教材。

よくある質問Q&A

中学英語だけで本当に通じる?

中学英語だけで十分通じます。

旅行シーンで必要なのは、短くてシンプルな表現がほとんどで、難しい文法は一切必要ありません。

観光地のスタッフは、世界中の外国人に対応していることがほとんどであるため、ゆっくり、優しい英語で話してくれます。

発音が苦手でも大丈夫?

発音が苦手でも全く問題ありません。

旅行英語は正しい発音よりも 「伝わる単語」 が口から出ることのほうが大切だからです。

「発音が変だったら笑われない?」と心配になるかもしれませんが、世界中の観光地にはさまざまなアクセントの英語が飛び交っているため、発音の違いはむしろ当たり前です。

英語が母語ではない国の人たちも、独特のアクセントで堂々と会話しています。

そのため、旅行者の英語に対してとても寛容です。

相手の英語が早すぎる時の対処は?

英語が早いと感じたら下記の3つのフレーズを使えばOK です。

  • “Slowly, please.”(ゆっくりお願いします)
  • “One more time, please.”(もう一度お願いします)
  • “Can you say it in another way?”(別の言い方でお願いします)

聞き取れないのは実力不足ではなく、早口に慣れていないだけなので気にする必要はありません。

空港スタッフもホテルスタッフも、観光客に慣れているため、こちらの反応を見ながらスピードや言い回しを調整してくれます。

トラブル時はどこに助けを求めるべき?

困ったときは、近くのスタッフに声をかけるのが最優先です。

旅行先のスタッフはトラブル対応に慣れているため、状況を丁寧に確認しながら必要な場所へ案内してくれます。

助けを求める相手はこの順番で考えると安心です。

  • 空港・ホテル・観光案内所のスタッフ
  • 大きな店の店員・ショッピングモールのインフォメーション
  • 最終手段:警察(Police)

    「英語で説明できない…」と不安がよぎっても、“I need help.” のひと言で必ず助けてもらえるので、難しい英語は必要ありません。

    まとめ|海外旅行で困らない程度の英語力で最低限はカバーできる

    この記事のポイントをまとめます。

    • 旅行英語は数パターンでOK
    • 中学英語でも十分通じる
    • シーン別フレーズを型で暗記
    • 「単語+please」で8割対応
    • 出発前3日練習で口慣らし

    「英語は海外旅行で困らない程度でいいや」と思う人ほど、今のうちに使う場面だけでも押さえておくと旅先で本当にラクになります。

    これだけで「本当に大丈夫?」と思われた方は、場面別に学べる「旅行英語の本」や「英語学習アプリ」をいくつか試してみるのもいいでしょう。

    自分のスタイルに合う教材を選んで練習すれば、次のフライトまでに「これだけ言えれば大丈夫」という安心感が手に入りますよ。

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    この記事を書いた人

    某外国語大学卒業
    シドニーへ語学留学の経験あり
    上場企業にて貿易実務業務を経験
    海外のグループ会社立ち上げに参加し、現地税関の事後調査対応等を行う。

    ◆取得資格
    実用英語技能検定準1級

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